すべての作品に正解を探すと、入口から疲れてしまいそう。国立現代美術館ソウルの「今年の作家賞」では、Lee Hai Min Sun、Lee Jungwoo、Jeon Hyunsun、Hong Jin-hwonの仕事を問いとともに見てみましょう。何が残り、誰の視点がイメージをつくるのでしょうか。

Lee Hai Min Sun — 展示作品홍철기 / 국립현대미술관

Lee Hai Min Sunの作品では、消えた後にも残る痕跡に注目。展示室全体から個々の作品へ近づき、物を描くことと、物が残した状態を示すことの違いを考えてみてください。

Lee Hai Min Sun — 잔설 — 展示作品고정균 / 작가 제공

〈잔설〉は雪の写真に化学薬品を使った作品。題名から想像した雪と、目の前の痕跡を比べましょう。すぐに像を見分けるより、題名と素材を往復することが入口になります。

Lee Jungwoo — 展示作品홍철기 / 국립현대미술관

Lee Jungwooは生成AIがイメージや歴史を構成する仕組みを扱います。もっともらしい場面を、なぜ信じるのか。技術の新しさの先に、画面を生んだ資料やルールを考えてみましょう。

Hong Jin-hwon — 展示作品홍철기 / 국립현대미술관

Hong Jin-hwonの映像と写真は、イメージが見せるもの、隠すものを問いかけます。画面とともに、自分が何を待ちながら見ているかにも意識を向けて。上映時間を確かめて留まると、一枚の静止画では追えない流れに出合えます。

Jeon Hyunsun — 展示作品홍철기 / 국립현대미술관

Jeon Hyunsunの〈토끼도 굴을 두 개 판다〉は30点のキャンバスからなる絵画インスタレーション。一か所で読み切らず、移動してつながりを探してください。10月27日の作家・審査員対話は事前申込制で、同時通訳もあります。

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국립현대미술관 서울
  • 場所: 国立現代美術館ソウル・鍾路区三清路30
  • 会期: 今年の作家賞・7月24日〜12月6日
  • 対話: 10月27日13:30〜17:30・地下1階多元空間
  • 参加: 対話は無料・要申込。展覧会券は別途
  • 予約: 申込は10月26日24:00まで・先着順

よい現代美術の一日は、説明を覚えるよりひとつの問いが残る日かもしれません。気になって離れられない作品の前で、もう一度立ち止まってみてください。